≪服飾店の少女・リズリィ≫

服飾店に勤めるごくごく普通の少女。
かつて王国で起こった悲劇の中心に
居た花嫁を慕っていた。
自分の中の「欠けたもの」を胸に想い
ながらも、後悔を重ね、ついに三年。

――王が死んだ。
国中に響き渡ったその知らせに湧く
疑問、それに呼応するかのように
やって来た罪の重み。

今更――しかし、彼女は自身の体が
動く事を悟り、今――


 
≪自警団の少女・ラヴィシア≫

リズリィの妹。天真爛漫な性格。
強大な力を持つため、魔法石で能力を
抑えてる負担能力者。
無意識に庇ったものは何なのか。
訪れた東方の町で、自分は罪人だと
告げる魔法研究者の真摯な言葉を受け、
本当の正しさが何なのか、その意味を
噛み締める。

過去の痛みに幕を下ろすため、
最後の歯車を回す決意をする。
   


 
≪新王補佐官・ミアリダ≫

前へ進む勇気が持てず、城の中で
変えられない日々を過ごしていた王家の
血を引く女性。
偉大なる神官の指名により新王補佐官
に見出されるが、何故そんな大役を
自分が…と戸惑っていた。
しかし自分を見守ってくれてた新王の
思いやりに触れ、歩み出す決意をする。

新王が運ぶ新しい息吹の中、
希望を感じ、穏やかな感情に包まれる。


 
≪森の長老・ポゥン≫

七百年という永い時を生きてる森の長老。
人間の夫を持った縁からか、リズリィ達の
住む国をずっと見守り続けている。

森に通い続ける青年を我が子のように
大切に思い、様々な事を教えてる。
 


   
≪空と地を繋ぐ歌姫≫

謎の少女。
何より大切で、守るべきもののため
自分の役目を果たす。

知られない王へ、
別れの言葉を告げる。