思 い 出 の 隣 で

あのね 目があっただけで分かち合えた
あの頃の素直な気持ち 重ねればほら あたたかい

そうね 一人より 二人 歩けたら
どんな日も 怖くないよ
あなたに教えてもらったの

すれ違った靴音が まるで泣いてるみたいで
もう振り向いて 大丈夫だよ 肩を抱かせて
思い出の隣であなたを待っていたの


空に 差し伸べた傘のやさしい声
くるくるとまわる季節に 数え切れない夢がある

あの日 まばたいた夜の片隅で
ひとつだけ こぼれた色
見つけたの その胸の中に

やっと逢えてほんとうに とても嬉しかったから
少し休んで 膝を抱(かか)えた 今の気持ちを
在りのまま話して 分け合いたい


きっと積み重ねた痛みさえ これからの
あなたを守る力になるよ いつか 必ず


長い長い雨のあと 虹色に変わる町で
手を取り合った あなたを想う 今も 昔も
思い出の隣で願ってるの
あの頃の素直な気持ちを重ねた空




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*歌い手の8さんのご依頼で作りました*
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