選ぶ未来

王女として生まれてきた
でもどう生きるかを決めるのは自分
いま私は心を決めたの
神官達に仕える未来を選ぶ

過酷な現実にも負けず
優しい眼差しを向けてくれた彼ら
その中であなたは言った

魔法はみんなのためのもの
個人のものではないと
自分のためには魔法を使わない
あなたのそんな姿が
酷く痛々しくて
傍にいたいと思った

自分に何が出来るのか
改めて考えさせられたけれど
力を授かった意味はある
この手で大切なものを守りたいの

いつか魔法がなくなっても
あなたの信じる道を選び続ける
その誓いを胸に歩む

私もみんなに嘘を吐く
そうしなければいけない
神官達の痛みを思いながら
共に祈っていきたい
この世界を愛する
一人の人間として

魔法使いであるあなたを
誇りに思ってるから
どんな時も目を逸らさず付いて行く
あなたと出逢って私
個人的に決めたの
この心を捧げます