架 橋

心を映す鏡のように
降りしきる雨は
雫となっては形失い
何にもなれない私のよう

見つけられない居場所を求めても
全ては幻想なのでしょう
枷を壊せないまま
生きてきた弱さの残骸

どこか懐かしい足音に
日々が大きく揺らいでる
拭えない涙が在る事を知りながら
動き出す時を許して

もう小さなその手を包んで
あげられないけど
絆はいつまでも繋がってる
重なる想いは優しいもの

あたたかな日和に風が心地良く
もし天へ虹が架かったなら
少しだけ強くなった
私のささやかな悪戯

臆病で未熟な姿を
愛しいと言ってくれたこと
何よりも尊く大切な思い出
どうか笑顔を刻ませて

これからの未来(みち)は
恐れず前へ足を踏みしめる




戻る






*ボイスドラマ「虹色天使−無色の巫女−」(完結・公開終了)よりOP曲*