「軌道を照らす者」

夢を望むなら意志を伸ばせ
先の見えない未来こそ
価値あるものに変えて
恐怖さえも渇望する

輝かしい栄誉とは
正体なき暗き深遠にこそ眠る

掴み取るのは運命か
果てぬ欲望の裏にあるものが
気まぐれな女神の悪戯でも
最上の幸運を引き当ててみせる

心の原石を磨き
砕けぬよう守りながら
煙る砂埃の先を目指せ

道を照らし導く光は
小さな軌道を描き
不確かに滲む景色を仰ぐ

孤独を抱いた時間との戦い
恐ろしいのは何も得られぬことではない
何も感じなくなることが
その虚無が 鼓動を凍て付かせる

だから一つ賭けるなら命ではなく
自分自身の目が信じた世界の色を
その誇りを賭ける


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